【ビジ法】何を目指すか?を考える
今回はビジ法の勉強を開始するにあたって
まず考えたことを書いていきます。
まずは目的と目標
ビジネス実務法務試験(以下ビジ法試験)を受ける際、
まず考えたのは「何を目指すのか?」ということでした。
目指すべきところというと、
ざっくりと言えば「試験に受かる」ということになると思いますが、
これだとまだ抽象的すぎるなと感じていました。
私の場合、特に仕事上とらなければならない資格でもなく、
また、独身で自由に時間の使い方を決められるわけではないので、
目的を決めるということは、重要な役割を果たしていたのかなと思います。
ちょうど最近読んでいる本にしっくりとくる言葉がありました。
仕事を困難にするための確実な方法は、ゴールをあいまいにすることだ。
なぜなら明確なゴールのないプロジェクトは、けっして完成させられないからだ。ゴールが決まっていないのだから、いつまでも延々と作業をつづけるか、あるいは途中であきらめるしかない。
プロジェクトを終わらせるためには、明確なゴールが必要不可欠なのだ。そんなことは当たり前だと思うかもしれない。だが、自分の関わっているプロジェクトを思い浮かべてみよう。プロジェクトの完成イメージは、どれくらい明確になっているだろうか?
<エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する/グレッグ・マキューン>
一言で「試験に受かる」といっても、
パターンとしてはいくつか考えられると思います。
たとえば、
- 仕事でも必要不可欠な知識であるため、高得点で合格したい
- 仕事では必要ではないが、勉強するなら合格したい
- なんとなく知識として知っていた方が良さそう、教養のため
私の場合は上のパターンで言えば2に近く、
ビジ法の勉強を通じて仕事や日常生活において
「何かおかしくない?」と思える感度を高くしたいというのがまずありました。
また、この資格は会社の自己啓発の対象資格となっているため、
試験に合格することのインセンティブもある状況でした。
そんな気持ちで試験要綱を見ると、
「100点満点中70点以上が合格」という記載があり、
限られた割合の人しか合格できない
(例えば上位○%とか)試験ではないことから
「8割弱くらい取れればいいかな」と
自分の中の定量的な目標ができました。
この「8割弱を目指す」という気持ちが、
振り返ってみると、勉強時間をなかなか確保できない状況や
何度やっても間違える問題が出てきた中でも、
「割り切る」という選択肢を作ってくれ、
それが結果として良い方向につながったと思います。
このような形で、自分が受検やそのための勉強を通じて
具体的な目標(ゴール)を設定することが第一歩になるかと思います。
いつまでに?を意識
次に確認したのは「試験日」でした。
ビジ法試験では会場のPCを用いて受検するCBT試験と
自宅のインターネット環境を用いて受検するIBT試験の
2つの受験の仕方がありますが、
どちらも受験期間としてある程度の日数が用意されているため、
早いもの勝ちになりますが、私は3級を期間最初の土曜日、
2級を期間後半で申し込みを行いました。
これで「いつまでに」「どこを目指すか」というゴールが
ある程度になったかなと思います。
私の場合これをやったのが8/4、
2級の試験日が11/3ということで、ちょうど3か月。
3か月というと結構勉強時間もとれる気がしますが、
(というか、していましたが)
実際はそんなに順調に時間を確保はできませんでした。
そんな中でも最終的に合格できたのは、
決まった試験日までにどこまでを目指すかという部分が
ブレなかったというのがあると思います。